愛に溺れ、濡れた心
違う腕の温もり
荷物を取りに一度マンションへ戻ると、涼はまだ帰っていないようで安心した。
最低限必要な物だけバッグに詰めて、鉢合わせにならないよう、急いで部屋を出る。
そのまま翔太のアパートへ向かった。
昨日の時点で、まさか今日も行くことになるとは思わなかったけれど。
ピンポーンーーー
インターホンを押すと、すぐに翔太が出てきてくれた。
「ごめんね翔太、あのね…」
「寒いだろ?とりあえず中入れよ。」
「う、うん…」
ソファーに座ると、翔太は莉紗の様子を気にしながら温かいお茶を入れた。
「はい。」
「ありがと…いただきます。」
「涼さんとケンカした?」
ケンカ……ではないよね。
最低限必要な物だけバッグに詰めて、鉢合わせにならないよう、急いで部屋を出る。
そのまま翔太のアパートへ向かった。
昨日の時点で、まさか今日も行くことになるとは思わなかったけれど。
ピンポーンーーー
インターホンを押すと、すぐに翔太が出てきてくれた。
「ごめんね翔太、あのね…」
「寒いだろ?とりあえず中入れよ。」
「う、うん…」
ソファーに座ると、翔太は莉紗の様子を気にしながら温かいお茶を入れた。
「はい。」
「ありがと…いただきます。」
「涼さんとケンカした?」
ケンカ……ではないよね。