貴方の傍で
「嫉妬するよな、あれは。」
向こう側に居る尋斗を見ながら言う颯斗
尋斗はモテる。
ここ最近で3回くらいは告白されたと云う噂を耳にした
「なあ。一回尋斗と話してみれば?」
颯斗の言葉に驚く
「話す事ないし」
素っ気なく答える私に颯斗は溜息を尽く
「そんなんだから...」
颯斗が呟く
そんなんだから、何?
そう颯斗に聞こうとした時、颯斗は私に背を向けて何処かへ行ってしまった
...怒らせちゃったかな?