【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「人でストレス発散しようとすんなっ!」
「颯希だから大丈夫だろ」
「おい」
まぁ、俺はあの幼なじみに負ける気なんてないけどな。
「青山くんっ!!!」
すると、前から心瑠が走ってきた。
………が。
「……わっ!!!」
「……っおい!」
心瑠がなにもないところでつまずき、俺は無意識に心瑠を助けるために走った。
そして、俺は心瑠の下敷きになる。
「いったぁ……っくない!ってえぇ!!!?青山くん……!?」
「いってぇ……お前、ほんっとドジだな……」
「ご、ごめんなさい……っ!」
心瑠は慌てて、俺の上から退く。
「おい、2人とも大丈夫かよ?」
颯希が心配そうに駆け寄ってきた。
「わ、私は大丈夫です……!それより青山くん……」