【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「ち、ち、違います!!!」
「ふぅーん、熱はないみたいだけど」
「た、ただ単に今日は暑いので体温が上がってるだけです!」
……と、そんなごまかしも効くワケもなく。
「今日、結構風強いし、曇ってるけど?」
「あ、あれ……?おかしいなぁ……」
「……ったく、ウソが下手なヤツだ」
「ふぇ…!?」
その瞬間、私は青山くんに抱きしめられた。
「素直に言えよ」
「……っ!?」
耳元で囁かれて、余計体の温度が上昇する。
「なんで、そんな真っ赤なワケ?」
俺様だ……悪魔だ……。
「言わないなら、キスしてもらおうかな?」
「ひ……っ」