【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
なんでだろう……前までは本気でイヤだったのに今は……。
「早く答えろよ」
「あ、えっと……」
あんまりイヤじゃないんだ。
「ほら」
青山くんは私を近くにあった塀に追い込んだ。
これはウワサの壁ドンですか……!?
「……っ」
心臓が爆発しそうなぐらい、ち、近い……っ
「答えないんだ?」
「ぅ……」
ちゅっ
小さなリップ音を立てて、青山くんは私にキスをした。
「……ふ、顔真っ赤すぎ」
「あ、青山くんのせいですっ」
私をこんなにドキドキさせるんだもん……。
誰でも真っ赤になるよ……。