【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「ま、全部俺のモンになるのはアイツに勝ってからだな」
「へ?」
「お前の心もカラダも全部俺のモンにしてやる」
「……っ」
甘い言葉にとろけてしまいそうになった。
なんで……青山くんはこんなに私をドキドキさせるの?
からかってるの?
それとも………
………本気?
「さ、帰るか」
「は、はぃ……っ」
歩き出した私の顔はまだほてったみたいに熱いまま。
「この道を右だっけ?」
「はい、そうです!」
最近、青山くんにドキドキしてばっかりの私は、おかしいのかな……?
この気持ちは………なに?