【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
最悪な気持ちで昼休みを終え、午後の授業が始まった。
「…………」
な、なんで……。
なんか、すっごく青山くんから視線感じるんだけど……。
今、絶対横向いたら目合ってしまう!!!
も、もう寝たふりしよう……。
私は机に突っ伏した。
さっきのこと……忘れよう。
忘れるんだ私……!!!
心の中で呪文のように唱えてるうちに、私は眠りにおちていた。
「………る!心瑠!」
結季ちゃんの声がして目を覚ます。
「あ、あれ私寝てた……」
「も~……もうすぐ、帰りのホームルーム始まるよ?」
え!?もうそんな時間!?
5時間目からずっと寝てた……。