【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「やっと放課後になったー!待ってると長い!」
やっとのことで放課後になった。
「じゃ、駅前のカラオケに集合な!みんな各自来て」
委員長がそう言って教室を出て行った。
それに続いて他のクラスメイトたちも出ていく。
「心瑠、私たちも行きましょ」
「うん!」
結季ちゃんと教室を出ようとしたときだった。
「おい、待てよ」
と、誰かに腕を掴まれた。
「青山くん!」
やっぱり、青山くんだった。
「心瑠は俺と行くんだけど」
「はぁ?心瑠は私と行くの!」
「いや、俺の彼女だし」
「私は親友だもーん!」
2人は口喧嘩を始める。
「ちょっと、2人とも……」