【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「あの2人、意外とお似合いだな」
青山くんも同じこと、思ってたんだ。
「だよね!私も思ってた!」
うんうんと頷く。
「ちょっと、青山くんと心瑠、丸聞こえなんだけど?」
結季ちゃんは不機嫌そうに言った。
「俺と結季ちゃん、お似合いだって!いぇーい!」
「うるさい、黙って」
そう言っている結季ちゃんは、まんざらでもなさそうだ。
「ま、俺と心瑠の方がお似合いかな」
「あ、青山くんっ」
からかってるのはわかってるけど、思わず顔が赤くなる。
「心瑠ちゃん、顔真っ赤だよ~」
颯希くんがからかうように言う。
「び、びっくりしただけですっ」
そんなこんなで、カラオケ店に到着した。