【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「はい、じゃあかいさーん」
担任の声で、一斉に私のところに女子が集まる。
な、何事!!?
「ねぇ、横谷さん!掃除代わってよ!」
「いや、私に代わって!お願い!!」
そ、そういうことですか………。
「い、いや、あの……」
代わってあげたいぐらいだよ……。
「ごめんだけど、横谷さんは俺と当番なんだ。決まってることだから……ね?」
青山くんが女子の集団に言った。
「そ、そうだよね!ごめん、横谷さん!」
「じゃ、帰ろっか!」
そう言って女子の集団は教室からゾロゾロ出て行った。
青山くんの影響力に圧倒される。
てか……ヤダ……青山くんとなんて気まずすぎるよ!!!
もう、どうしたらいいの……。