【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
……そういうことか。
「それに青山くん、今度1人のときは家に来いって言ってたので……」
そんなこと言ったな……そういえば。
俺、なに言ってんだろ。
理性保てる自信がねぇ。
でも……心瑠のお願いだもんな。
それにここから心瑠の家より、俺の家の方が近いし。
「……わかった。俺の家、ここから近いし」
「あ、ありがとうございます……っ」
そして、俺と心瑠は俺の家に向かった。
「お邪魔しまーす……」
そろ~っと家にあがる心瑠。
「挨拶なんてしなくて大丈夫。うち、共働きだし兄弟いねぇーから夜まで誰もいない」
「そ、そうなんですか!」
「俺の部屋、行くぞ」
俺の部屋に誘導する。
なんか……緊張。
颯希以外のヤツが家にあがるの久々だし。