【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「…………」
「…………」
私と青山くんとの間には沈黙が漂う。
ど、どうしよう……とりあえずもう1回今日のこと謝ろうか……。
「あ、青山くん!きょ、今日はその……っごめんなさい!!い、以後気を付けますので!!」
私はそう言って頭を下げた。
な、なんて言われるだろう……。
「横谷さん、顔あげて?」
優しい声で言われて、顔を上げたそのとき―――
ダンッ―――
「へ……!?」
青山くんに教室の壁に追い込まれた。
な、なにこの状況……っ!!
胸の鼓動が速くなる。