【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
そーいや昨日の放課後までは普通だったよな?
ってことは野田となにかあった……?
「……野田と昨日、なにかあったのか?」
俺が問いかけると少し動揺した様子だった。
俺はそれを見逃さなかった。
なにかあったのか……?
「……っなにもないです」
「………そっか。じゃあな」
なにかあったんだと確信して、俺は自分の席に帰った。
なにがあったんだ……?
「おい、颯希こっちこい」
俺は松浦にくっついていた颯希を無理やり引きずった。
「も~~っ!せっかく結季ちゃんとラブラブしてたのに~~」
「セクハラする暇があったら俺のこと助けろ」
「セクハラじゃないってば!」
颯希を無理やり俺の前の席に座らせ、後ろを向かせた。