【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言





「―――はい!できました!お大事に」



妹さんは綺麗に包帯を巻いてくれた。




「……横谷、あの写メはもう消すから……だから安心して」





「あ、うん!」




はぁ~……よかった~……。




「ありがとうございます。じゃ……私はこれで」



「はい!さようなら」



可愛い妹さんに手を振って、野田家をあとにした。



玄関を出ると、青山くんが立っていた。




「青山くん……」




「心瑠、ちょっとさっきの公園で話そうぜ」




「は、はい」




2人で会話もないまま、公園のベンチに座る。




「………なぁ、心瑠」
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