【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「お前、自分がなにしたのかわかってんのか!?」
「う……っ」
青山くんに怒鳴られ、体がビクッと反応する。
「下手したら、腹とか刺されてたんだぞ!?」
「ごめんなさい……」
でも、青山くんを守りたかったんだもん。
「もう、マジで心配したんだからな……っバカ心瑠!」
青山くんは私を優しく抱きしめた。
「だって私……青山くんが好きだから……だから……っ」
「え……?」
「私……青山くんが好きなんです……っ大好きなんです……っ」
溢れる想いを言葉にする。
すごく驚いた表情で私を見ている。
「それ……本当か……?」
「はい……っ!いじわるで、だけど優しくて、ヤキモチを焼いてくれる青山くんが大好きです………っ」
「………それ、反則。俺だってお前のこと好きだし」
ウソ……!?