【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「へぇ~……俺に隠れてアイツとキスしてたのか」
「あ、あの、それは……っ」
「お仕置きが必要だな?」
ひいぃ……!!!
こ、怖いです………。
「そ、そういう青山くんだって、カリンさんとなにかあったんじゃないですか?」
「あー……アイツは中学のとき、本屋でアイツを助けたら中学まで来るようになって、やたらアタックしてきてたんだよ。で、ある日諦めさせるために強く言っただけで、なんのやましいこともない」
「そうだったんですか……」
妹さん、相当青山くんが好きだったんだ……。
「……で?心瑠は野田とやましいことをしてたと。これはお仕置きだろ」
「え、あっ、あの……っ」
「息が出来ねぇぐらいのキス、してやるよ」
「え!?あの……ふぅ……んっ」
それから私は青山くんのせいで酸欠になりかけた。
でも……すっごく幸せなキスだったんだ。