【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
心瑠、松浦の真似結構上手いな。
まぁ、いっつも一緒にいるからかな?
「俺……結季ちゃんのことが好きなんだ……!だから……その……つ、つーつー……」
「はいカット」
『ツーツー』って電話を切られた音みたいじゃねぇか。
「付き合ってくれっていうのを言えなくてどうするんだよっ!もっとハッキリ言え!」
「は、はい……監督……っ!」
「じゃあ3回目いくぞ!」
「おう……!」
それから颯希への指導は1時間続いた。
「……はい、今日はここまでにするか」
「はぁ~……疲れた」
颯希は教室の床に寝そべる。
「颯希、汚いぞ」
「大丈夫だって」