【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「あーでも俺、明後日までもつ気がしない。結季ちゃん不足」
ツラそうな颯希くんだけど我慢してもらわないと……!
「でも、我慢しないと告白したときのインパクトなくなっちゃいますよ」
「そう、だよな。我慢だ、我慢!」
「なぁ、颯希」
青山くんはやっと口を開いた。
「なんだよ、勇吾」
「俺も最近心瑠不足だから早く告白しろ」
「……っ!」
青山くんの言葉に全身が熱くなる。
「早く放課後デートとかしたいんだけど」
放課後デート……!私の憧れの……。
「え~~っ!たまには親友のために我慢してくれよ~~!」
「……っち、仕方ねぇな」
「さっすが勇吾!あと少しの我慢だから!」