【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「寂しかったんだからね……バカ」
結季ちゃんはそう言うと、また颯希くんをぎゅっと抱きしめた。
結季ちゃん、か、可愛い……!
「もう……それ、反則だよ結季ちゃん……」
颯希くんは結季ちゃんの腰に手をまわして抱きしめた。
「颯希くん………もう私から離れないでよね」
「……やばい、結季ちゃん……俺、結季ちゃんが可愛すぎて死にそう……っ」
颯希くん、顔真っ赤だ……なんか2人とも可愛い……。
「ねぇ、結季ちゃん。ちゅーしても……いい?」
「……っもう1回だけね?」
2人は顔を徐々に近づける。
こ、こんなとこで2人は何をして……っ!!
「心瑠、帰るぞ」
「へ!?」
青山くんに腕を引かれ、学校を出た。