【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言






「どうしたの?心瑠ちゃんそんなに泣いちゃって」




「………っ」




侑里ちゃんはにやりと笑いながら私に言った。




「あのさ、ちょっとこっちに来てくれない?」



「え、あの……っ」




侑里ちゃんは私の腕を引いた。




私は抵抗する間もなく近くの空き教室に入った。




「あの……侑里ちゃん……?」




一体、なんのつもりなんだろう……。




「さ、入って」




侑里ちゃんが少し空き教室の扉を開けて、廊下に向かって言うと、同じ制服を着た男子生徒が3人入ってきた。



な、なに……!?




男子生徒3人は私を見てにやにやし始めた。




こ、怖い……!!!
< 262 / 328 >

この作品をシェア

pagetop