【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「どうしたの?心瑠ちゃんそんなに泣いちゃって」
「………っ」
侑里ちゃんはにやりと笑いながら私に言った。
「あのさ、ちょっとこっちに来てくれない?」
「え、あの……っ」
侑里ちゃんは私の腕を引いた。
私は抵抗する間もなく近くの空き教室に入った。
「あの……侑里ちゃん……?」
一体、なんのつもりなんだろう……。
「さ、入って」
侑里ちゃんが少し空き教室の扉を開けて、廊下に向かって言うと、同じ制服を着た男子生徒が3人入ってきた。
な、なに……!?
男子生徒3人は私を見てにやにやし始めた。
こ、怖い……!!!