【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「うわ、こんなに間近で見たの初めてだけど……超可愛いじゃん」
「細いし可愛いし……マジでいいの?侑里」
男子生徒は私の体をなめまわすような目で見る。
ヤダ……気持ち悪い……っ
「いいよ、好きにしちゃって」
「ちょ、侑里ちゃん……!?」
「私は勇吾くんと帰るから。じゃあね、心瑠ちゃん」
悪魔な笑みを浮かべて、侑里ちゃんは空き教室を出て行った。
「心瑠ちゃん……可愛いね……」
「きゃ……っ!」
男子生徒の中の1人が私の両腕を掴み、押し倒す。
「や、やめてください……っ!」
「やめないよ」
男子生徒3人が私の体をベタベタと触る。
誰か……助けて……っ