【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「ほら、頑張れ」
「ゆ、勇吾……っ!」
い、言えた……もう恥ずかしくて顔が熱い……。
「ふ、よく言えたな。てか顔赤すぎ」
「だ、だって恥ずかしいんで……あ、だもん……っ」
危ない……敬語つかっちゃうとこだった……。
「今、敬語使いかけただろ」
「つ、使ってません!あ……」
今、使っちゃった……。
「名前は言えたけど敬語使ったからお仕置きだな」
「うぇえ!?」
さ、最悪だ……なにされるかわかんないよ……。
「じゃあ、お仕置きは……息が出来ねぇぐらいの激しいキスな」
甘い声で私の耳元で囁いた。
「え……!?んんっ……ふぇ……っ」
青山くんは抵抗する間もなく、私にキスを落とした。