【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「だな、心瑠ちゃん愛されてる~!」
冷やかすように私に言った颯希くんは私の肩をぽんぽん叩いた。
「ちょっと、心瑠に触んなよ」
すると、聞き慣れた声がした。
「うわ、独占欲ムンムンの俺様が来たぞ!」
「うるせぇ」
勇吾は少し眠そうにあくびをした。
「で?どうしたの?寝てたんじゃなかったの?」
颯希くんが問いかける。
「いや、ふと心瑠に言いたいこと思い出したから」
「なに?愛してるよ……とか?」
「黙れ」
「はい」
この2人の絡み面白いなぁ……見てて飽きないや。