【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「どうしたの、結季ちゃん」
「あとで私のとこ来てくれる?すぐに終わるから」
「あぁ、うん!」
なんだろう?
「じゃ、またあとで」
結季ちゃんはまた自分の席に戻っていった。
「はーいじゃあ帰りのHRはじめるぞー」
担任が教室に入ってきて、いつも通りHRがはじまる。
「明日の連絡事項は……」
放課後が近づいている。
初の放課後デート……ダメダメ!またにやけるとこだった。
「はい、じゃあこれでHRを終わります。かいさーん!」
担任がそう言うと、みんな教室をぞろぞろ出ていく。
「心瑠、行こうぜ」
勇吾がカバンを持って私に言った。