【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「あの~……勇吾?」
「俺に食わせろ」
やっぱりそうだったか……ってえぇ!?
「む、無理だよ~……」
恥ずかしくてそんなことできない……。
「5秒以内に食わせろ。食わせないとお仕置き。いーち、にーぃ」
「え、えぇ!?」
どどどどど、どうしよう………?
お仕置きってなんか怖いし……従うしかないのでは?
ええい!!!
食べさせよう!!!
「よーん……ごー……」
私は急いでスプーンでソフトクリームをすくって、勇吾の口に運んだ。
「はい!どうぞ!!!」
せ、セーフ……5を言いかけるときになんとか運ぶことができた。