【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
【結季サイド】
「はぁ~……スッキリした………」
お風呂を出ると、洗濯機の上にジャージの上下とTシャツが置いてあった。
着替え、ちゃんと用意してくれたんだ……。
あ、ドライヤーも置いてある。
置き手紙で《もしよかったら使って》て書いてある。
どんだけ気つかってくれてるんだろ……。
まぁ、うれしいけどさ。
それよりお言葉に甘えて雨宿りどころか、シャワーまで浴びちゃったけど。
颯希ってこんな家に住んでるんだ。
普通にキレイな一軒家だ。
颯希の用意してくれた着替えを着て、ドライヤーで髪の毛を乾かしてリビングに向かう。
「颯希~あがったよー」
「あ!結季、おかえり!!」
颯希も着替えてて、頭にタオルを被ってソファーに座っていた。
いつも見る颯希とは違って、なんか男の人って感じで……。
「結季、どうぞここに座って!!!」
颯希はソファーの自分の隣をポンポン叩く。