【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
―――次の日。
ピーンポーン―――
「………来た」
心瑠は約束の2時に、俺の家のインターホンを鳴らした。
「……はい」
ドアを開けると、そこには俺が買ってあげたワンピースを着ている心瑠。
すっげぇ似合ってるし可愛い。
けど、今の俺にはそんなことを考えてる余裕はない。
「俺の部屋に行くぞ」
「うん!お邪魔しま~す……」
心瑠を2階の俺の部屋に誘導する。
「どこでもいいから座って」
「う、うん……」
少し不機嫌そうな俺の表情に、さすがの心瑠も気づいたようだ。