【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
校舎裏の子猫【心瑠サイド】
「心瑠は俺の彼女として、堂々としてればいいんだよ」
「もし、心瑠に嫌がらせするようなヤツがいたら、俺がソイツをぶっ殺すから」
そんな青山くんの言葉にドキドキしていると、あるモノが目についた。
子猫だ……!
猫が動物で1番好きな私は、思わず子猫に駆け寄った。
「可愛い……っ!」
猫って何でこんなに可愛いんだろう。
しかも子猫って可愛いの域越えてるよ!!
なにか考え事をしている様子の青山くんに猫を見せる。
「えへへ、可愛いでしょ」
私が言うと微笑みながら「あぁ」と答えてくれた。
「心瑠、猫好きなのか?」
「はい、めちゃくちゃ大好きですっ」
でも、うちマンションだから猫飼えないんだよね。
すっごく飼いたいけど……。