【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
授業中、青山くんの人気すごいなぁ……なんて考えながら青山くんの方を見る。
まぁ、こんなにかっこよくて優しかったらモテて当然か。
もうオーラからして別世界の人って感じ。
あー、自分の遺伝子を恨むよ。
私もこんなイケメンに生まれたかった……。
「横谷さん」
「は、はいぃ!?」
いきなり話しかけられ、体がビクッとなる。
「シャープペン、落としたよ」
青山くんはそう言って床に落ちたシャープペンを拾って笑顔で私に差し出す。
わ、私ってばボーっとしすぎて手からシャープペン落としてた!!!
恥ずかしい……。
「あ、ありがとうございます……!」
「どういたしまして」
青山くんは笑顔で言って前を向いた。