【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言





あぁ……蒼空怒っちゃったかな……。



「………ふ。アイツ、不満そうだったな」



なぜか満足そうに蒼空の背中を見つめる青山くん。



「やっぱりそう見えました!?」



「おう」



あぁ……蒼空ごめんなさい。
本当にごめんなさい……。



晩ごはんのときにもう1回謝っておこう。
買い出しって1人じゃ大変だよね………。



「はぁ………」



「なにため息ついてんだよ」



「別になんでもないです」



青山くんのせいで私の生活めちゃくちゃだよ……。



「じゃ、帰るぞ」



「う、うん」



私は青山くんと教室を出た。
< 61 / 328 >

この作品をシェア

pagetop