【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
あぁ……蒼空怒っちゃったかな……。
「………ふ。アイツ、不満そうだったな」
なぜか満足そうに蒼空の背中を見つめる青山くん。
「やっぱりそう見えました!?」
「おう」
あぁ……蒼空ごめんなさい。
本当にごめんなさい……。
晩ごはんのときにもう1回謝っておこう。
買い出しって1人じゃ大変だよね………。
「はぁ………」
「なにため息ついてんだよ」
「別になんでもないです」
青山くんのせいで私の生活めちゃくちゃだよ……。
「じゃ、帰るぞ」
「う、うん」
私は青山くんと教室を出た。