【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
コンビニを出ると、青山くんが私にいちごオーレを手渡した。
「ほい」
「あ、ありがとうございます」
通学路を歩きながらいちごオーレを飲む。
「甘い………」
なんでだろう。
いつもより、甘く感じた。
隣で青山くんは抹茶オーレを飲んでいる。
「ふふっ」
やっぱり、青山くんに抹茶オーレって似合わないな……。
「なんだよ」
私の笑い声に気が付いた青山くんが私を睨む。
「いや、青山くんと抹茶オーレってなんかすごい組み合わせだなって思って」
「悪いかよ」
「渋いですね」
「うるせぇ」
少し顔を赤くして不機嫌そうに私に口づけをした。