【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「心瑠、ちょっと来い」
「え!?へ!?」
「心瑠いってら~」
私は青山くんによって廊下へ連れ出された。
結季ちゃんは嬉しそうだし!!!
なんでこんなことになってるの!!?
廊下を歩いていると、たくさんの生徒からの視線が集まる。
誰かこの人を止めてください!!!
って叫べたらどれだけ幸せか。
「あ、青山く……っ」
「うるさい」
「……っ」
どうしたんだろう、急に。
怒ってる………の?
なんで……なんで怒ってるの!!!?
私、なにかしたっけ!!?
頭をフル回転させるけど、全く心あたりがない。
混乱していると、空き教室に到着した。