善人ヲ装ウ、正直ナ悪党。





シゴトが終わり、遥をアパートに呼び出した。





程なく遥はやって来た。





部屋にあげて、適当に床に座った。





オレの表情を見た遥が何かを察したように口を開いた。





「今日はベッドに座らないんだね。 ウチラ、喋る時はいっつもベッドの上なのに」





遥の言うとおり、普段はベッドで喋って、戯れて、抱き合う。





そうしたいけど、その前に確かめたい。





事実と、遥の気持ちを





確かめたい。
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