善人ヲ装ウ、正直ナ悪党。
床にぐったり寝そべるワタシに、課長が馬乗りになった。
「可哀想にね、本田。 藤吉からも見捨てられたんだろ?? ココんトコ一緒にいないもんな。 誰にも助けてもらえないな」
笑いながらワタシの顔を掴んだと思ったら
また叩きつけるように投げる。
頭がグラグラする。
「証拠大好きな本田の為にさぁ、オレも本田が黙る様な証拠を作ってやろうかと思ってな」
課長がワタシの胸倉を掴んだ。
・・・・・・・・・・・・・コイツ、頭イッちゃってる。