善人ヲ装ウ、正直ナ悪党。
「・・・・・・・・・ごめん。 遥」
やっと課長が謝罪した。
「藍と大貴にも謝って」
遥が課長に、オレらにも謝るように促したが、課長の顔も見たくないであろう藍が顔を横に振った。
そんな藍を見て、課長は静かに会議室を出て行った。
「・・・・・・・・藍、ゴメン。 こんな目に遭わせてゴメン」
藍に涙ながらに謝る遥。
こんな時に遥の肩を持つのは違うのカモしれない。
でも
「藍、遥のお陰なんだ。 遥がオレに『会議室へ行け』って言ってくれたんだ」
遥が言ってくれなかったら、助けに来れなかったから。
藍の背中を擦ると
「・・・・・・・大貴、パンツ取って」
藍が、床に散らばる下着と服を指差した。
・・・・・・・・パンツ履くタイミング、今だったかな?? 藍さんよ。