生と死の狭間で
病室のドアが勢いよく開く。そしてそこから男女二人がズカズカと入ってくるとオレを大げさ抱きついた。
………最悪だ。
このオレに抱きつくババアはいまだに子離れできない若作りのお袋。
そして隣に立つオッサンは金と会社だけが生き甲斐の昭和初期で頭がストップしたような時代についていけてないオヤジ。
つまりオレの両親。
オレは今の気持ちを精一杯顔で表現してみせる。
すると、ババアは笑いながら話しかけてくる。
「おこんないでよ~。直ちゃん入院なんて初めてだし、今日から相室で緊張してるだろうな~と、思ってお父さんとわざわざ来てあげたのよ。」
オバサン独特のしゃべり方で「んもぉ~」と言いながら手を動かす。
オヤジは何も言わず、ベットの隣にドッカリと座る。
彼女は突然の出来事にビックリ、といったかんじだ。
「でも良かったわね~。同室の人がこんなに可愛い女の子で!!」
「っな!?」
オレはビックリして顔が赤くなるのがわかる。
………最悪だ。
このオレに抱きつくババアはいまだに子離れできない若作りのお袋。
そして隣に立つオッサンは金と会社だけが生き甲斐の昭和初期で頭がストップしたような時代についていけてないオヤジ。
つまりオレの両親。
オレは今の気持ちを精一杯顔で表現してみせる。
すると、ババアは笑いながら話しかけてくる。
「おこんないでよ~。直ちゃん入院なんて初めてだし、今日から相室で緊張してるだろうな~と、思ってお父さんとわざわざ来てあげたのよ。」
オバサン独特のしゃべり方で「んもぉ~」と言いながら手を動かす。
オヤジは何も言わず、ベットの隣にドッカリと座る。
彼女は突然の出来事にビックリ、といったかんじだ。
「でも良かったわね~。同室の人がこんなに可愛い女の子で!!」
「っな!?」
オレはビックリして顔が赤くなるのがわかる。