ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~
10.
「きみたち二人が、映像に捕らわれないように――」

長髪ウエイターが静かに言った。

「時間制限を設けて、見張ってるのが僕なんだ。」

その声が優しく感じる。きっと、今ならなにを聴いても、なにをされても優しく感じる。

どんな出来事も物事も、瞬也のお母さんの言葉に包まれたあたしたちには。
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