ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~
「そうだよな」

忘れたものはしょうがない。

大切な願い事だったんだから、いつまでも隠されたままってことはないだろうし。

『あのさ、それと……』

瞬也が言いにくそうに切り出す。まだ用事があるようだ。

「ん?」

『星がきれいだよ。』

「……」

な、な、何を言いだすんだ、いきなり!

『だから見てみろよっ』

急いで言うと通話(?)が切れた。

なんとなくじっとしていられなくて、夜空を見上げてみる。

ほんとだ。

星がきれいだ。

北斗七星が見えた。

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