ビバ!マジック~ドキドキ☆同士~
「……」

黙ってしまったあたしたちの前に、

「お二人さ~ん」

再びさっきの長髪ウエイターがやって来た。

「ドリンク飲んだ?おいしいでしょ」

「はい……」

瞬也も頷いた。

それは今までに飲んだことのないようなドリンクで、

知っている味に喩えるなら、

うすーいチョコレートが溶けていくような味と、

濃厚なバニラ味のジェラートの味、

仕上げにほんのちょっぴりの塩気が感じられるような。

不思議なドリンクで、とっても美味しかった。

よし、と満足そうに長髪ウエイターがおかわりを注いでくれた。

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