マイ・ダーリン
「なーんで、私はこんな男と付き合ってるんだろ」



ぽつりと口から出た独り言。



気がついたら、リビングに行ったと思ってたのぞむが、横で茹でているパスタをのぞき込んでいた。





やばっ。




「えっ…とぉ」



私がしどろもどろしていると、



「なんで俺と付き合ってるかって?」



のぞむはそう言って、急に顔を寄せる。



チュッ


軽くキスをして、


「そんなの、俺がさやかの魅力に逆らえないからに決まってるじゃん」


恥ずかしげも無く、さらりと言った。
< 4 / 25 >

この作品をシェア

pagetop