天才ガールズVS不良ボーイズ
「ねぇ、知ってる?
なんか、今繁華街に行かないほうがいいらしいよ。」
ふとその声に見れば、廊下にいた女子二人組が話していた。
「え、なんで?」
「なんか、不良同士が騒いでるみたいなんだ。なんでも族潰し?っていうのがいるみたいで…。」
「えぇ、怖いね…。巻き込まれたら嫌だし行かないようにする。」
「そうだね。」
その会話にちらっと二人を見ると二人は小さく笑みを浮かべている。
「ここまで噂が来るなんてちょっとびっくりだね~。」
愛莉はそういうとクスクスっと笑う。
「まぁ、そのほうがスリルがあっていいんじゃないですか?ねぇ、凜桜?」
奈緒もそういうと笑みを浮かべた。
「そうだな。そのほうが楽しい。」
あたしはそう言うと小さく口元を引き上げた。