俺達付き合っています
女の子たちはキャーキャー騒ぎつつも、私を睨む。

睨まれるだけってのも以外と辛い。

まぁ、暴言吐かれるよりかはまだいいかな。


「よし。帰るか」 

「う、うん」


丈留くんは朝と同じように私の腕を引き教室を出る。


そのとき、すぐ側にいた丈留くんファンに舌打ちをされた。

せめてもの抵抗だろうか。

私にだけ聞こえるようにしたつもりの舌打ちは丈留くんの耳にも届いていた模様。地獄耳?


丈留くんは舌打ちをした女の子を一瞬睨む。


勿論、女の子は、

「きゃぁっ!目合った!」


嬉しいでしょう。
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