俺達付き合っています
三個目の信号を右に曲がり少し歩けば私の家。どこにでもあるような普通の一軒家。


「ここが私の家」

「確かに表札は『古賀』だな」

「私の家ゆーちょるし。疑うのはよかないとよ」


私の言葉を無視し、辺りを見渡しながら言う。


「つーかさ…」

「ん?」

「まぁまぁ近い距離だな?」

「?何が近か距離たい?」


「あー、俺ん家」
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