俺達付き合っています

「ねぇ…」


「んー？」




「丈留くんは、うちが傷ついたら…傷つくと…？」



丈留くんは目を見開き、驚いた様子。


気がづけば、心の中にあった疑問は、心だけに留まらず、口に出てしまったようだ。



「ご、ごめん！い、今の無かったことに…「そりゃぁ…少なからず、傷つく…。仮にも、付き合ってるし…」…え？」



丈留くんは、横を向いていた。

「えっとー…」


「だあ！もう！この話は終わりだ！さっさと飯食え！」


相変わらず横を向いている。が、私は見逃さなかった。彼の耳が赤かったのを。



「モグモグ（…照れ屋なのか？）」