俺達付き合っています
「ふーん。ま、いーや」


「あ、あの!わ、私、が、方言話すの、秘密にしてくださいっ!」


この男が言いふらしたりしない限り、一応、私の秘密は守られる。…のかな?


だけど、そう簡単に行くはずもなかった。


「どーしよっかなー?」


この男はニヤニヤと笑い、私の反応を楽しむ。


ここで私が反論しても意味がない。私の秘密をバラされるだけ。


どんなイジメより質が悪いと思った。


なんてやつだ…!
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