俺達付き合っています
痛いほどの視線を浴びながら進む。

まだまだ私を妬む女子は多い。

黄色い声もやっぱりセットだ。やっぱり丈留くんと斉藤くんはモテる。


「弥生ちゃんさぁ」

斉藤くんが不意に名前を呼ぶ。

「ほえ?」


「あ、今の可愛かった。ごちそうさま」


…はて?何のことやら…。


「さっさと話進めろ変態」

「弥生ちゃん限定だから」

「…認めてるじゃねぇかよ」


丈留くんは呆れている様子。


「弥生ちゃんさぁ。なんか良いことあった?なーんか嬉しそう!」


「ふぇっ!?」


「ごちそうさま」

「…」
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