俺達付き合っています
「折角だしさ、どっか寄って行こうぜ!ファミレスとかー、ゲーセンとか!」


「お前の奢りなら行く」

「奢らねぇよ!弥生ちゃんにしか奢らないから!」

私のは奢ってくれるのか?悪いしなぁ…。

あれ?寄り道前提?


「いいもん、いいもん!弥生ちゃんと二人で行くし!」

「えっと…い、良いけど…丈留くんも一緒に、3人で行きたいかな…?」

「……」


む、無言!たまにあるこの無言!まさか行きたくなかったのか…!?


「む、無理にじゃないから!」

「…いや、行く」

「…え?」


丈留くんは一言だけ言って、前をスタスタと歩いていった。

私たち二人もすぐに追いかけた。
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