俺達付き合っています
「おい、弥生。いつ知り合った」


丈留くんは目線だけをこちらに向ける。


…怒ってる!


「えっと…。今日の授業終わりにバッタリと会いまして…。そして一緒にお喋りすることになりまして…。私のうっかりで訛ってるのバレてしまいまして…」


「ほぉ…」

「でも、泉ちゃんが気にせずに、優しく接してくれまして…。すっかりお友達です…」

「ふーん…。ま、良いけど」


「え」

てっきり怒られると思っていた私は間抜けな声を出してしまった。


「ただし、」

丈留くんは再び泉ちゃんを睨む。


「弥生になんかしたら絞めるぞ」

そう言う丈留くんに泉ちゃんも睨み返して言う。


「こっちの台詞だ。弥生泣かしたらマジでコロス」


斉藤くんと私はひたすら、

「「(ガクブルガクブル)」」
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