愛し*愛しの旦那サマ。
ただ、お義姉サマもこうしてわざわざ南の島アイテムまでお土産に購入してくれたわけだし……
「い、一応、臣くんにも相談してみますね」
とは、言っておく。
「幸代ちゃん、アイツの言いなりにばっかなってちゃダメよ~私だったら、何サマ罪で最高裁まで争っちゃうのに~」
お義姉サマは、壁に貼られた臣くんの写真を見て、
「もぉ、ここにある臣の写真にあてつけのごとく、ウェディング雑誌から切り取った紋付袴やタキシードとコラボさせちゃったらいいのよ!」
アイツにはそのくらいして訴えなきゃダメね~、
と、意地悪な顔をする。
そ、それは、私もこっそり幸代観賞用に考えましたが、さすがに堂々と臣くんの前にお披露目させるのは、ちょいとばかり勇気がイリマス。
第三者目線ではちょっと奥手な幸代デス。