愛し*愛しの旦那サマ。
スーパーに入って、カートを押してくれる臣くん。
の、腕にそのままピタリとくっつく私。
「カート押してる時くらい、離れろよ」
「イヤ。臣くんの隣がいい」
「じゃあ、せめて腕放せ。歩きにくい」
「いや、って言ったらどうする?(←臣くんのマネしてみるヒト)」
「振り払う」
そう言うと、臣くんは本当にベシッと私の腕を振り払ってしまった。
ちぇー。
臣くんと腕組んで歩くの大好きなのにさ。
気を取り直して、
「今日は、臣くん何食べたい?」
「何でもいい」
「えー?何でもいいなら、幸代に……」
幸代にする?
なんて、ベタな事を言おうとすると、
「鍋」
と、臣くんが言葉をかぶせる。(チョットクライノッテクレテモイイノニ)
「鍋?なに鍋?」
「あっさりと水炊きでいいよ」
「水炊きね!」
らじゃー!
と、臣くんの側からさっと離れて、パッ、パッとテキパキ鍋の材料をカートに入れていく私。さっさと買い物をすませて腕を組みたいからね!
おかげでスピーディーに本日の夕食の買い出し終了。